思考実験が掘り下げられてて面白かったので・・・
以下のはてながかなり興味深かったので転載。
質問に対して質問が間違っているとか誤解を招くとかそういったたぐいに対する掘り下げ。こうしてみるといろいろと流れに対して質問と言うか意見を述べる時にこうなってくると・・・っていうのがよく分かる。
題材が題材なので見る人を選ぶか、言葉が悪い部分もあるけど、見てみるといろいろな系統があるんだなとわかる。
コメントを書いている人の中には、この質問に対するコメントでなくスルーすればいいのにって思う部分もあるけど、選択肢を限定するのは詐欺師の典型という部分はそう。詐欺と言うかセールスでも当てはまるんだけど、契約とか買うことを前提として話をすすめるパターン。心理学的に、買いますか買いませんかでは、買う買わないを選ぶけど、買うことを前提として、赤にしますか白にしますかだとすると、白にしようかなとなってしまう。
ただ、この場合、別に質問に回答する必要もないし、何かの利益供与をするわけでもないので、回答自体は任意でしかない。
正直、追記2の回答部分がその通り過ぎる。
「自民か希望どっちかに入れるように誘導しているんだ!」みたいな妄想がスパークするわけ?
逆にこんな増田の投稿ぐらいで誘導されて自民希望に入れるリベ・サヨってどんな奴だよ
んなリベ・サヨいるわけないじゃん
思考実験をして、そのときにどの部分が評価できてそうでないかを明確にする。という作業ができないということは辛いな。
逆質問で、「共産党と社民党ならどちら?」とか「スターリンと毛沢東ならどちら?」のような質問もあるけど、それに対する回答は何かを明らかにしようとしてて興味深い。
もちろん、議論と言うか意見の出し合いなんだから、回答する義務もないし、回答することによってお互いの意見の違いを考えたいってのは前向きでいい議論なんだけどね。
国政選挙の野党再編についてだけど、地方に目を移すと大変になるんでない
このニュースをみて、政党名って大事だなって思う。ぱっとヘッドラインだけ見ると、細野氏が希望の星のように映る。
希望 細野氏「三権の長経験者の受け入れ難しい」 | NHKニュース
そういった意味だと日本のこころと言うのもありかとおもったけど、ヘッドライン的に長過ぎて略されるからだめか。
ということで、民進党内での「実力者」の面々に、希望の党には合流しないでほしいということやね。とはいってもこれはそうか。細野氏は一応、共産党との共闘は受け入れられないって形で党を出てるから、現状は民進党で選挙は希望の党というのは烏合の衆とみなされる可能性を懸念しているのだろう。
小沢代表との民主党時代の合流がトラウマなのか。
国政は大変だけど地方はもっと大変
民進党公認が出ません!ってことになって、今回の選挙が終わると民進党の名前が薄れていくのは間違いない。今の時点でも希望の党に食われがち。となると地方は大変になる。すでに当選何期目かである程度名前が売れて地盤が確固たるものであれば当選はするだろう。地方議会の選挙では政党選択っていうよりは知名度な部分はあるからね。
ただ、新人に関しては自民党、公明党、共産党あたりと比較すると民進党ポジションのの政党がない。自民党に入れたくない人の受け皿がどこに行くかだけど、地方なら無所属新人の初当選ラッシュもあり得るな。
地方からの改革もいけるんでは?
議会の限界というものもあるけど、地方の街をもっと活性化するための大胆な改革をする議員が出てくることを期待したい。それこそしがらみのないってやつ。
声は弱いけどワンチャンスはあるでしょ。
国政の行方次第では地方も変わるか
希望の党も都民ファーストと関連があるし、維新もそう。東京大阪から地方分権のムーブメントを出して地域文献への移管。これができれば地方のあり方も変わるでしょ。日本の経済を向上させるためには一極集中ではなく、分散して、活性化していろいろ試してとやっていくべき。
民進党の選択は茨の道すぎるけど、日本の政治に対しては一石を投じたかな。
小池新党周りの憶測がすごいな・・
これが小池効果なのか。解散にまつわる話題は「希望の党」が全て持ってったね。
小池氏 入党条件は安保と憲法 | 2017/9/28(木) 0:08 - Yahoo!ニュース
そうなってくるといろいろな憶測も飛んでくる。
民進 希望に事実上合流 前原氏、党内意見集約へ :日本経済新聞
一部では国政進出かみたいなニュースもあるようだけど、真贋がわからなさすぎるのでそこら辺の情報は週明けかな。とりあえず民進党の参議院議員総会ではそれほど内容が出なかったみたい。
28日の午後から両議院総会があるのでそこである程度は見えてくるかな。前原代表も代表についたばかりでこの状況。
とりあえず、前原代表の目標は安倍政権を打倒することらしく、下記発言で自公が過半数を割ったらいいのかな。
【衆院選2017】「自公で過半数が勝敗ライン」 自民・萩生田幹事長代行
正直、安倍政権を倒して野党が勢力を伸ばしたとして、健全な国会運営になるとも思いにくい。そういった意味では政権を交代できる勢力ということで野党には期待したいところではあるけど、さてさてどうなるか。
今回の解散総選挙に納得行かない人へ、改憲しよう
東京新聞の社説が興味深い。
東京新聞:首相の冒頭解散 違憲の疑いはないか:社説・コラム(TOKYO Web)
解散権のような権限は本来、権力者が好き勝手に振り回してはいけないものなのだ。成文化されてはいないが、「法」に潜むブレーキである。権力の自己利益のための解散は「非立憲」、つまり憲法に基づく政治である「立憲」ではないとみなされる。
成文化されていないからといって何をしても良いとはいわないが、成文化されておらず、現状の手続き上問題ないのであればそれは憲法の問題だろう。きちんと成文化して「立憲」になるようにすれば良い。
権力の自己利益のための解散というが、少なくとも国民の選挙というプロセスを経ることにはなる。解散自体もいろいろと思うところがあるが、受け皿というか、これだけ時間があって選挙で選ばれる対象となるべき政党がいないことが問題なのではないか?
前原代表が、解散について、今回の解散はいろいろとうまくない。これをうまくするために解散に制限を加えるようにしようと言う提案は素晴らしい。問題があるならそれを解決するように提案している。
憲法学者の木村氏は、法律によって解散するときの手続きを問題が少なくなるようにしようと提案している。
衆院解散、やっぱり無視できない「憲法上の疑義」木村草太が説く(木村 草太) | 現代ビジネス | 講談社(2/3)
53条もそうだけど、憲法に問題があるのだから憲法を変えるというのは自然だろう。道義上問題があると感じるのであれば選挙でその選択をするべきだ。現状投票行動でそれを示せないというのは少々厄介ではあるけども。
麻生副首相の「武装難民」発言について調べてから発言できるのか?
何かと失言やなんやでちょくちょく話題になる麻生副総理だけど、「武装難民」に関してこんな発言をしてまたニュースになっていた。
武装難民は国際法上ありえない - masanax’s blog
「武装難民」という言葉がどういう意味なのかわからない上で麻生副総理の発言を判断するのは危険かとは思うんだけど、きちんとした解釈が出てこないのは少々懸念。
難民が武装していることはあり得るというのはその通りで、自衛のためや安全に秩序だって行動するためやいろいろな目的はある。
「武装難民」の使用方法がわからないのに考えても・・・
「武装難民」で調べると今回の発言が出てくるのだけど、その定義はすぐに探せない。「武装難民」に書いている人も結構思い思いでかいているという状態。造語なのか、形容詞として使われているのか。上の記事では防衛省なんかでの使用事例がのっているので参考になるが、明確に定義が出てくるわけではないので少々混乱。
armed refugee(武装難民)という言葉が国連で使われたコンゴ戦争は毎日1000人単位で死に続けたにも関わらず誰も興味を持っていなかった - Togetterまとめ
過去にUNHCRでも使われた言葉だそうで、要するに武器を持っている難民ということなんだけど、その中でも武器を放棄しない難民のことを特に指すようなイメージ。
上の記事で述べられている部分から抜粋。
なによりも承知しなければならない点は、武器携行そのものは違法ではないという点だ。そして、携行しての脱出も大した問題とはならない。仮に難民が武器を持っていても日本領域内への侵入あるいは上陸時に放棄させればよいからだ。
で、難民として国を逃げ出したときに武器を持つのは違法ではないと言うのは納得。問題点はその人達が日本国内に逃れたときに武器を放棄しなかった場合だろう。
「武装難民」が武器を放棄しない場合にどう対処するか
ここでようやく麻生副総理の発言について考えてみる。武器を放棄しないということは危険。UNHCRの過去の報告を見るとそうなんだろう。これは日本国民の安全というだけでなくて難民の中での生存権という意味でも大切。よくよく考えてみれば命からがら逃げてきた人は衣食住が満足ではないわけで、そういった中に武器を持っている(権力を持っている)人がいた場合、何が起こるかと言うのは想像に難くない。さらに生き延びるために武器を使用して他者を害するというようなことも起こり得る。
警察が交戦規定をもって対応するのもいいけど、武器の量が大量であった場合で抵抗を受けた場合は警察だけで対応しきれるとも思えない。
そういった意味で麻生副総理の発言は問題提起としては理解できる。表現上の問題があるというのも理解できる。
まとめ
戦争が起きたために発生する大量の難民を受け入れたことがない日本で、何がおこりうるのかということはきちんと考えるべきだし、何か起きたときに対応を考えることは大切。
今回の麻生副総理の発言はその観点から意味があると思う。むしろ、上記が実際に起きた際に、日本海側に住んでいる方々は影響を受けやすいであろうし、そういったことを考えているというのは不要な悲劇を避けることができる。
小池新党が勢力図で維新と同じポジションに入らないことを願う
小池都知事が新党を立ち上げ代表に就任した。
【希望の党】小池百合子都知事、「希望の党」結党へ 自ら代表就任…公明党反発で都議会知事与党、過半数割れも(1/2ページ) - 産経ニュース
小池都知事が都政と国政を両立できるかは分からないが、少なからず国政からの情報を手元に持ち続けられるというのはメリットだろう。ただ、両方共大きな仕事だからこれが実際どういった形で国民、都民のためになるかは判断の難しいところ。
国政に対しては「客寄せパンダ」、都政に取り組むというのであればいいかな。しかしながら、全国で選挙となると都知事としての仕事もあるわけだからなかなか大変だと思う。
あと、都知事として話をしているのか、国政政党の代表として話をしているのかでニュアンスの変わる問題もあるかと思うので、大変な仕事だ。
何れにせよ、野党側の勢力図がこれで変わってきた。元民進党の細野議員を始め野党共闘に少なくとも最初は反対する立場の人が多い政党になりそう。野党共闘をするかしないかというふらふらしている民進党に対して、そう見えるというのは大きい。
反自民だが共産党には入れたくないという人の受け皿にはなっていくのではないか。先々は維新と同じような立ち位置にならないように気をつけるとポジショニングはできると思う。
維新との違いを明確に
日本である種保守だ革新だと言うのにはあまり意味が無いと思っている。いわゆる右派左派といっても、自民党も政権をとった民進党も手厚い社会保障をうたっており大きな政府を目指すイメージがあるのでそういった点で一緒といえば一緒。
コストカッターとあだ名されたカルロス・ゴーン氏のように小さな政府を標榜するのもいいんじゃないかな。日本維新の会はそれに近いことを大阪では実施しているのであとは国政で・・・というところかと。
小池都知事の都議会での訴えをみると似たようなところはある。コストカッターとして。なので、そういった部分を押し出すと日本維新の会とあんまり変わらないことになるんではないかな。
「希望の党」という名前のようだけどWikipediaではすでにページが出来ている(笑)
国政としてどのような提案をする党なのか見極めが必要だけど、日本維新の会と変わらないのであれば違いがわからず問題なので、ぜひとも違いを明確にして選択の幅を広げて欲しい。
選挙の大義が民意以外にあるのかな? 信を問う内容がない?
東京新聞:「7条解散」消えぬ疑問 「多数派が優位に」「何らかの制限を」:政治(TOKYO Web)
今回の民進党の対応は正しいと思う。解散総選挙に際して解散権には制限をかけるというものだ。日本では護憲だって言うけど、こういった部分は改憲(加憲も含む)していかないと。
民進党、公約に解散権制約明記 前原氏「憲法違反の疑いある」― スポニチ Sponichi Annex 社会
憲法を解釈でなんとかしようとするのを避けるための明文化なのであって、ここを変えていこうという民進党の提案は賛成。憲法に関する議論はそうあるべきだよね。法律の曖昧性を排除する意味でも。
東京新聞から抜粋する以下の部分に対しては、今後それを規定するって言う流れならわかる。論争を今しても解散は止められない。別に手続き上の問題がないからだ。
これに対し、不信任案が可決されていないのに解散できる根拠になっているのは、天皇の国事行為を定めた七条。「内閣の助言と承認により行う行為」の中に衆院解散が含まれており、事実上は首相に解散権があると解釈されているが、自由裁量の明文規定はないため論争が起きている。
「大義があるかないか」というのはあくまで国民選択の上での話であり、選挙という意味で「大義」は存在すると思う。議会を解散して、独裁政権にします!って言うなら話は別だけど、政権選択の機会を設けるって言うことは悪いことではないだろう。マイナス面で言えば、政治的空白が生まれることによる政治的判断の欠如とコストだけど、個人的には民主主義における選挙は民意の反映なので大義は常にあると思っている。無駄遣いって話ならわからなくもないし、それはやめてほしいけど。
【衆院解散】「解散に大義などない」と批判する野党議員ら だが、数カ月前には「早く解散しろ」と言ってませんでした?(1/4ページ) - 産経ニュース
さすが産経という記事の書き方だけど、発言の遷移を見ると面白い。