さいとうこうたろう物語

ノマドワークに憧れるサラリーマン。新しい働き方に興味津々。

川松議員の投稿について・・・

川松議員の提言が興味深いのでちょっと考えてみる。

president.jp

 

前段として、この記事で私が読んでいた中で非常に残念なのが、”ブロガー議員”とは何なのかという部分が非常にわかりにくいこと。

記事を読む限りだと少なくとも”ブロガー議員”とはブログにて情報発信をする議員のことではなくて、それ自体を通称に持つ音喜多議員のことだと思う。で、”ブロガー議員”をそういう意味で使っているならこれは読者にかなりのレベルの読解力を要する記事。これはタイトルとしては日本を滅ぼす音喜多議員に伝えたいことということなんだと思う。

川松議員の主張を考えてみると、音喜多議員は土壌汚染Xデーを例に、音喜多議員の調査能力、状況把握能力の低さを指摘。一方で、ブログによって目立つために知名度や人気が高いということが問題であると考えられる。したがって、日本を滅ぼす議員とは、能力がない(政策実現できない)にも関わらず声が大きいために知名度や人気を持っている議員ということになるだろうか。

川松議員もブログの有用性は認めている。

ブログは都政の情報を発信するうえで、有益なツールだと思います。議員はブログでの情報発信を積極的に行うべきです。ただし、私は、議員の仕事は議場での質疑が中心になるべきだと考えています。

 

一方で、議場での質疑が中心としてと述べている。

議員の仕事とは何か

国会議員も都議も議員は代議員であると思っている。すなわち国民や都民に変わって国政や都政に意見を届ける役割であり、その結果を報告する立場だ。そして、実際の法律に影響力を持つ。

”ブロガー議員”に限らず、能力が低い政治家はそもそも問題だ。状況をきちんと理解しておらずなおかつ発信している内容が間違っているというのはそもそもブロガーだからという問題ではないだろう。したがって、この記事は音喜多議員に伝えたいことを公表したものであり、それ以上でもない。

音喜多議員以外の”ブロガー議員”が生まれる可能性はあるか

これはあるだろうし、ブロガーを情報公開に絞ればそれ自体は悪いことではないはず。問題なのは政策実現にあたって秘匿するべき情報を先に出してしまうことが問題なのだろう。鳩山元首相の「腹案」みたいなものか。

これはブロガーという人種が脊髄反射的に記事にするというふうに誤解しそうだな。そう思っているのかもしれないが。

川松議員は最後に記者に向けてブログの内容に基づくのではなく、水面下の内容を独自のルートでスクープせよと書いているけど、要するに記者の能力が低下したということ。

そもそも裏を取らないのもおかしい。ただ、情報の一端が出るのであれば記者もそれが正しいかどうなのかは評価できるし判断もできるはず。

おそらく、無くてはならない要素かと言われればそれは違うだろうけど、あったらあったで世間としては悪くないのではとも思う。

民主主義である以上は選挙の投票者がきちんと判断できるように情報は多い方がいい。正しいかどうかを判断するのは難しいが、一つの問題に対して、情報がでないことより、情報が多角的に出るほうが良いのではと思う。

情報が一方通行になりがちだとすればそれは情報を判断する側の仕事であるので、権力チェックで良いはず。

そして、そもそも論ではあるけど、能力の低い政治家が日本を滅ぼすのは同意。