さいとうこうたろう物語

ノマドワークに憧れるサラリーマン。新しい働き方に興味津々。

2大政党制を目指すなら・・・

政治とは優先順位をつけること

民進党が目指す2大政党制ができるのかどうかということを考えてみた。上に書いたのは橋下徹氏が、プレジデントオンラインの中で印象に受けた言葉。

president.jp

政治は1党独裁でうまくいくとは思わない。いろいろな人が日本という国の中で生きているのだからいろいろな意見を吸い上げることは大切だと思う。そうなったときに、意見の選択という意味で政党を選べるということは大切。ただ、実質的に自民党民進党が2大政党制(民進党議席からすると現状はそうではないけど・・・)を目指すとなるとどうすればいいのかと考えている。

旧民主党のキャッチフレーズでコンクリートから人へのようなフレーズがあったが、結果的に、それが心に響かない。なぜかと思うと結局、自民党が人からコンクリートへと言う考え方か?というところの選択性が働かないからではないかと思う。確かに公共事業もしているが、社会福祉だって言ってるわけだし。実行しているかどうかは別として。

青か赤かというのであれば選びやすいが、下のサイトのように専門でない人からすると多少の違いは選びきれない。

青系の色一覧:日本の色・和色

そうなると青という基本色を選んでしまうのは仕方ない。

民進党の議員の方は違いが明確だと思われるかもしれないがそこまでもなく。自民党自体が中道右派くらいで、民進党中道左派ぐらいだからなのかもしれないけど、そのわりには自民党改憲で、民進党改憲。保守って共産党とか社民党か?

ベースにある部分をもっと明確にしたほうが選びやすいと思う。今の時代にあっているかわからないが、小さな政府を目指す政党と大きな政府を目指す政党。これがわかりやすいと思う。

旧民主党政権交代が良かったのは「財源」という意識が明確になったことだろう。何をやるにしてもお金がかかる。それをどういった優先順位でつけるか。どういった順位でつけるかということはどういったものをやめるかということだ。

旧民主党の問題点は「ムダ」を主張した点。仕組み上の「ムダ」は確かに存在しているが、それは行政の運営の問題であり、日々の議会での改善だと思う。しかしながら、優先順位としての「ムダ」が存在するかというとそんなことはないと思っている。存在するのは「優先順位の低い選択」だ。例えば利権。これは一部の人に対して利益を守る方策だが、これはこれで意味がある。その意味がどういう風優先順位に位置しているかということを考えれば良い。

よく批判されるけど、業務仕分けの蓮舫議員の「2位じゃダメなんでしょうか?」というフレーズがある。この質問は非常に良かったと思う。スパコンの1位を目指す。その意味をきちんと説明してきちんと理解してもらう。この話を聞いて2位じゃだめなんだなという理解をした人もいるだろうし、2位でもいいじゃないかと思った人もいるだろう。お金をどこにつけるかという選択をするにあたり費用対効果と言うのは考えなければならない。

なので、その部分で戦ってほしいんだよね。民進党も人に投資します!って言うけど、そのために削ったらどうなるのかって部分を明確にしないと。それは決して悪いことではなくて、がっかり感をなくすことにもつながるだろうしその削減に賛同してくれる人は投票してくれるでしょう。社会福祉を制限しますというとそれに関していろいろと問題は生まれる。でも選択なんだよなー。若い人が投票しないからということで現状ならやはり若者は選挙に行く必要がある。でも、選択肢が微妙なら意味がない。

学びに投資します。その代わりその他の分野の予算は抑えます。だったら理解してくれるだろう。どういった学びに投資するかも明確にしたらもっといいと思う。個人的には社会福祉は制限すべきだと思う。制限すべきというのは効率化を考えるということ。セーフティーネットは必ず必要。これは間違いない。だが、セーフティーネットはある程度の制限があって個人の欲求をすべて満たすものである必要はないと考える。そうなると場所であったり時間であったりという制限は受けてしかるべきではないかな。手厚すぎる必要はないということだ。

いずれにせよ、政治とは優先順位。優先順位をつけるということは優先順位の高いものと低いものができること。すべてのものを優先してやりますということは存在しないのだから、なんとかわかりやすさを求めたい。