さいとうこうたろう物語

ノマドワークに憧れるサラリーマン。新しい働き方に興味津々。

「リベラル」「保守」の定義

www.huffingtonpost.jp

これはもっと広めるべき。それぞれの立ち位置を明らかにする上で、言葉の意味というのはとても大切。リベラル、保守の定義がいかなるものか。ということ。

リベラルとは

多様性を認めて、社会的な平等を一定程度の幅で確保するために、政治行政が役割を果たすという考え方です。これは、かつての自民党そのものです。だから、保守とリベラルは対立しないんですよ。

保守とは

歴史と伝統を重んじて急激な変化を求めない。積み重ねた物を大事に、ちょっとずつ世の中を良くしていく考え方ですよね。

枝野代表の定義なので、あくまで一般的なものではない。本人も述べているように、それぞれの人がそれぞれの文脈で使っている言葉が保守でありリベラル。

考え方と枝野代表は述べているけど、保守に関してはもう少し、方法論とか手続き論というニュアンスがあるのではないだろうか。

何かやろうとしたときに、「歴史と伝統を重んじて急激な変化を求めない」姿勢なのだから、まず、既存の方法を活かす方法を考える。あるいはどうやって修正するかを考える。ただ、ここでのバズワードは「歴史と伝統」。何を持って歴史というか、何をもって伝統というか。これが統一認識にならない限り、「保守」という言葉は当然定まらない。

枝野代表の下の考え方は素晴らしいと思う。当然政権担当していなければいろいろな物事は決められない。したがって、自分たちが政権を取ったときに後何年と言うかたちを常に示しておくということ。

2030年までに政権を取れなければ、「2030年までに原発ゼロ」なんてできないんですよ。なのに、年限を入れようとするような欺瞞的な態度は、僕は取らない。

その代わりに「やらなきゃいけないことは、これだけあります。それをやろうとすれば、これだけ時間がかかります」という工程表を作ります。そのことで「あいつらに政権を任せれば何年くらいで原発ゼロが宣言できるのかな」というのが分かる。これがリアリズムです。

今回の旧民進党の騒動。結果的に見ればよかったかと思う。ただ、ここで初めてリベラルや保守という考え方が表に出た気もする。政党としての考え方。

キーワードではなくて判断基準。政策はそれに基づくはずなので、その部分をぜひ明らかにしていって欲しい。