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さいとうこうたろう物語

食にまつわる仕事をする人間が、日々の出来事を軸を持って眺めてみたい。

林業の現状の分析 2016-02-04

はいさーい!

日本農業新聞に面白い記事があってよくまとまっていた。

www.agrinews.co.jp

TPPを控えこれからどういった風に国内産業が生き残っていくべきかという一つの指針となるだろうと思う。著者の藻谷さんの上げている例と数字と根拠と文章はわかりやすい。日本の林業が過去の関税撤廃によりどうなったか。現状で林業の担い手や自給率の少なさを考えればそれは自明の理かな。

藻谷さんのあげている製材屑の利用ができるようになったことにより、採算構造が変わったことは大きい。バイオマスへの燃料利用もそうだし、発電などに使用できれば電力の自由化にあいまってその生産能力を加速させる。問題は彼が指摘するように、一度壊れたサプライチェーンが再生しにくいことなのだが、その改善策として地産地消をと述べている。

が、これに関しては若干疑問が残る。地産地消とは言うものの、木材はそれほど安くはない。従って、「産」は問題なくすむかもしれないが、「消」の方は厳しい状況だろうね。結果って気に安上がりにして産業として成り立たなくなってしまっては意味が無いし、ある程度産業として成り立つ必要があるだろう。となってくるとやはり消費の部分をなんかしらテコ入れというか流れをかえていけるようにならなければ生き残ってはいけないよなー。

高品質のものを作り出せるということは大切。そして、が価格競争力を持っていることも大切。だが、経済として成り立たねばサステナビリティが存在せず、適切な産業としては生き残れないだろう。

林業を活性化させるためには、消費を促し、循環させるものを作ることが必要だろうなー。そうなってくると木造住宅の集合地や、町家のような雰囲気のある集落などをつくって特殊な商業地を作っていくというのはどうかな。計画経済ではないが、成長戦略を持って林業を推し進めていく必要はあるだろう。