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さいとうこうたろう物語

食にまつわる仕事をする人間が、日々の出来事を軸を持って眺めてみたい。

栽培技術の進化が医療に役立つとき 2016/02/14

はい!さい!

医食同源とは古代中国の考え方ではあるが、食べ物によって体質を改善していくという考え方は現代においても当てはまる部分はあると思う。だが、これだけ飽食となった今、栄養素の足し算だけでは健康への寄与は低いのではないだろうか。これからは引き算も考えるべきだという考え方には賛成だ。

いろいろな成分の身体への影響がわかりつつある昨今、アレルギーやなんやで食べ物が制限されている人が結構な人数いる。そんな中で、三重県農業研究所が、水耕栽培で小松菜と水菜のりん含有量を少なくする栽培方法を見つけたというのだ。

www.agrinews.co.jp

記事によれば腎臓患者数は予備軍を含め1300万人ほどいるらしい。日本国民の実に1割に登る。これはなかなか恐ろしい話で、10人に一人は小松菜や水菜を食べるときに制限をかけたほうがいいというのだ。日本でこれだから全世界で考えれば人数は更に増えることだろう。しかしながら、窒素リン酸カリウムといえば、野菜栽培における3大肥料であり、それを使わないで、栽培するとは多大なる苦労があったと思う。

腎臓病にならないように務めるという努力も必要だが、腎臓を悪くしてしまった人に対して、通常の食事ができるという環境を提供できるのは素晴らしいし、需要もあるものと思われる。

技術の進歩、栽培へのノウハウの蓄積で、よりこういった社会貢献ができるようになると言うのは現代でとても役に立つことと思う。