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さいとうこうたろう物語

食にまつわる仕事をする人間が、日々の出来事を軸を持って眺めてみたい。

アステラス製薬の選択と集中 2016-02-03

はーいさーい

日本の薬品会社としては武田製薬が有名なところではあるが、アステラス製薬の利益構造が面白い。新薬の独占販売期間が10年程度ということと、今後TPPなどで知的財産の所有権も国際的に考えなければならない中、製薬会社の今後というのはおそらくこれまで以上に激しい時代になることと思われる。

ジェネリック医薬品が有名になり、薬局でも処方されることが多くなった。ということは製薬会社どんどんと効果的な薬品を生み出していく必要がある。薬品を作り、それが認可されるまでにはかなりの時間がかかる。効果を確かめるための検証実験や、各種危険性がないかどうかの実験などが行われ、それには高いレベルでの検査が必要とされるし、高いレベルでの検証が必要とされる。人間の体に関わるものでなおかつ命に関わる者なので当然といえば当然だけど、そのためには膨大なコストが掛かる。

そのR&Dの費用があるので、結果に結びつく効率の良さというのはかなり重要となってくる。要するに研究の効率というわけだ。

ヒトゲノムが解析され、タンパク質酵素の研究にスーパーコンピューターが使われる時代、もはや総当りの方式ではなく、高い専門性と成功確率の予想がキーとなっていくわけだ。

となるとハイレベルなシステムの需要というのは高まっていくだろうね。

センサー技術もレベルが上がっているので、検証や検査もコストを下げてぜひとも大勢の人を救う希望となることを期待せざるをえない。

ただ、この高い専門性と選択と集中というのはどの分野のも言えることだと思うので、他企業もそういった高い専門性を維持することを考えることが大切だろう。

高い専門性というのは何も学術的に高いレベルを要求される分野だけでなくて、幅広く必要となっていく。ということで、会社員として生き抜くためには高い専門性が必要になるというわけだ。ただし、高い専門性は個人のスキルによるところが大きい。ココで必要になるのはスキルの向上だけではなく、スキルの統合ではないか。

そこそこの知識も効果的に統合できれば新しい知見を得ることができる。新しい知見を得ることができればより責任を持つことが出来、その武器を磨くことができる。スキルを磨くためには実践が必要だし、実践できる環境を手に入れることが大切だ。はじめから高いスキルがないのであれば、知識の統合により新しい知見を吹き込むことが、それに繋がると思う。